導入事例

  1. HOME
  2. ブログ
  3. wearsafe
  4. ナースコールWS

ナースコールWS

●従来のナースコールを刷新

スマートゲートは昨年秋、スマートグラスによるハンズフリーのコミュニケーション改革を第一弾として『ウェアセーフ』をご案内してまいりました。今回の第二弾では、離床センサーやナースコールに代わりエッジAIを搭載したカメラを活用する『ウェアセーフ Ver.2.0』を新たにリリースしました。第一弾と同様、看護師の精神的・体力的負担を大幅に軽減することを目指しています。

●AI姿勢検知で将来のケアを見据えたDXを推進

AIエージェントの活用を念頭に置いたAI姿勢検知アプリは、将来的なAIによる予兆検知や個別ケアプラン作成などの基盤となる技術です。
本ソリューションにより、従来のナースコールなどでは困難だった看護業務のデジタル化を進め、精神的負担の軽減および医療コストの大幅削減にも寄与すると期待されています。

●従来の高コスト・低拡張性を解消

多くの医療現場では、40~60床単位で制御装置を配置し、高額な費用(50床あたり1,000万円以上)を投じてナースコールを運用する施設も多くあります。更に施設全体や複数病棟を一元管理できず、他のIoT機器との連携も難しいという課題がありました。

●『ウェアセーフ Ver.2.0』が実現する新たな看護DX

『ウェアセーフ Ver.2.0』は、1台の無停止型サーバで病院・施設全体を管理し、様々な通知を一元管理する。ボタン押下の通知は、今後は補助的なものになる。多くの場合、離床センサーは使用せず、代替としてAIカメラによる姿勢検知から「離床」を検知する。従来、ボタン押下や離床センサーが連呼する場合、複数の看護師が駆け付ける非効率な作業も発生していた。今後は、其々の通知のステータスを管理し、其々の通知に対してカメラ映像を確認し、駆け付けるか否かを判断できる為、非効率な作業が激減するものと期待される。また、カメラ映像は、iPhone 、iPad、PC、スタッフステーションの大画面タッチパネル端末、スマートグラス等、任意の端末で確認でき、通知情報をAppleWatchや合成音声でインカムへ出力する事もできる。更に人感センサーやドアセンサーも安価に追加でき(*)、これらの通知情報と合わせて管理できる。

●エッジAIによる高セキュリティかつ低遅延な運用

姿勢検知アプリはカメラ内部でエッジAIとして動作するため、映像を外部に送信することなくセキュアに運用できます。また、オフライン時や公衆回線障害の影響を受けにくく、低遅延の通知が可能です。

●今後の展開

現在、7月開業予定の病院(Stratus ztC Edge 250i にて運用予定)への導入に向け、AIアプリのトレーニングを実施しています。並行して、AWS HealthScribeとの連携(音声入力 ~ AI話者認識 ~ SOAP形式ドキュメントなど)や、顔認識によるドア制御など(*)、開発~検証も進めています。

(*) 一部機能は現在開発中または検証中です。

(更新:2025.4.8)